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離婚時に子供の親権を考える際の留意点と方法

離婚時に子供の親権を考える際の留意点と方法

離婚時における親権の決め方

  • 1
    夫婦話し合いで決める
  • 2
    離婚調停にて決める
  • 3
    離婚裁判にて決める

親権争いの背景と裁判の傾向

子供がいる場合の離婚は、親権争いという重要な問題を招くことがあります。離婚後、子供の生活や成長をどちらの親が担当するかは、感情的な面だけでなく法的な要素も絡んできます。ここでは、親権争いの背景と調停と裁判の傾向について、初めての方向けにわかりやすく具体的に解説します。

 

親権争いの背景

親権争いが起こる背景にはさまざまな要因がありますが、代表的なものをいくつか挙げてみます。

 

子供の利益と保護

親権争いの最重要な要素は、子供の利益と保護です。両親が子供の将来を真剣に考え、自分自身の欲望や感情を超えて子供の最善の利益を追求することが必要です。親権を争う際には、子供が安定した環境で健康的に成長できるようにするための配慮が求められます。

 

感情的な対立

離婚は感情的な問題が絡むことがあり、争いの背後には夫婦間の対立や不満、不信感などが影響していることがあります。このような感情的な対立が親権争いを激化させることがあります。

 

経済的要因

親権を持つことは子供の養育に直結し、経済的な負担が大きいと感じる場合、親権をめぐって争いが生じることも考えられます。養育費の支払いや子供の学費などが争点になることもあります。

 

調停や裁判の傾向

裁判では、子供の幸福を最優先に考えて判断されることが原則ですが、親権争いの裁判の傾向は特有のものがあります。

 

幼い子供の場合

調停や裁判では、特に幼い子供の場合はほぼ100%に近い確率で母親に親権が与えられることが多いです。これは、子供の生活を安定させ、母親が基本的な育児を行いやすいという考え方が影響しています。

 

母親の親権獲得の傾向

調停や裁判では、母親が親権争いに負けることは比較的少ないようです。母親が子供の養育に適しているとの判断されることが前提で、親権が認められることが多いです。

 

子供の意思の尊重

調停や裁判では、子供がある程度大きくなり自分の意思を理解できるようになると、子供の意思を尊重する傾向があります。近年では12歳以上の子供の意思は裁判所に重視されます。

 

父親が親権を望む場合の選択肢

離婚や別居などで子供と別れることになった場合、父親も子供との関係を維持し、親権を持ちたいと望むことがあります。しかし、日本では通常、幼い子供の親権は母親に与えられる傾向が強いため、父親が親権を望む場合はいくつかの選択肢を検討する必要があります。ここでは、父親が親権を望む場合の具体的な選択肢について、初めての方でもわかりやすく解説します。

 

子供の成長を見守る期間を設ける

父親が親権を望む場合、子供が幼い段階では母親の方が子供の生活に適していると判断されることが多いため、子供が成長するまでの期間を設けて親権を求める方法があります。子供がある程度大きくなり、自分の意思を理解できるようになると、裁判所は子供の意見を尊重する傾向があります。そのため、父親は子供との関係を維持しながら、子供が成長する過程を見守ることで、将来的に親権を求める可能性を高めることができます。

 

和解をする

争いになる前に、母親との間で和解をする方法もあります。例えば、母親の浮気が離婚の原因であれば、慰謝料や養育費を請求しない代わりに親権を望む旨を伝えるなどの交渉が考えられます。また、浮気の事実を公にしないことを条件に親権を望むというような提案も可能です。ただし、和解の場合は話し合いに応じる相手との信頼関係が重要となるため、うまく交渉を進めるためのコミュニケーションが必要です。

 

積極的な育児参加と養育実績の積み上げ

父親が親権を望む場合、調停や裁判所に対して自分が積極的に育児に参加していることを示すことが重要です。母親を育児の現場から追い出すことなく、共同で子供を育てる姿勢をアピールすることで、養育実績を積み上げることができます。子供の学校行事や病院への付き添い、日常的な世話を積極的に行い、子供との信頼関係を築くことが親権を求める上で有利に働きます。

 

 

母親の問題を証明する

親権を望む父親が母親の育児能力に疑問を持つ場合、証拠を集めて裁判所に提出することで、母親の問題を証明し親権を求める方法も考えられます。母親が虐待をしている、子供の面倒を放棄しているといった状況があれば、その証拠をきちんと整理して調停や裁判所に提出しましょう。ただし、証拠の収集や提出は専門的な知識が必要となるため、弁護士や専門家のアドバイスを仰ぐことが重要です。

 
 

母親が親権を取得するポイント

離婚や別居などで子供との親権を巡る争いにおいて、調停や裁判では一般的に幼い子供の親権は母親に与えられる傾向が強いとされています。母親が親権を取得するためには、子供の幸福と健康を最優先に考える姿勢や、子育てに対する積極的な取り組みが重要です。ここでは、母親が親権を取得するための具体的なポイントについて、初めての方でもわかりやすく解説します。

 

子供の幸福を第一に考える姿勢

調停や裁判所は子供の幸福を最優先に考慮します。母親が親権を取得するためには、子供の幸福を第一に考える姿勢を示すことが大切です。子供の利益を最優先にし、子供の成長や発達を支援する親としての責任を理解し、そのためにどのような対応が必要かを真剣に考えることが必要です。

 

積極的な子育てへの取り組み

母親が親権を取得するためには、子育てに積極的に取り組むことが重要です。日常的な世話や子供の学校行事への参加、病院への付き添いなど、子供との時間を大切にすることが求められます。また、子供の成長に合わせて必要なサポートや教育を受けることも親権を取得するためには欠かせません。

 

安定した生活環境の提供

母親が親権を取得するためには、子供に安定した生活環境を提供することが重要です。安定した住居や栄養バランスを考えた食事、学校や友人との交流など、子供の成長にとって必要な要素を十分に満たすことが求められます。調停や裁判所は子供の成長に適した環境が整っているかを評価するため、母親は子供の生活環境を整えることに努める必要があります。

 

 

精神的なサポート

親権を取得するには、子供の精神的な健康をサポートすることが欠かせません。子供の心の成長や感情の表現に理解を示し、コミュニケーションを大切にすることが必要です。子供が困難な状況に直面した際には適切なサポートを提供し、子供の感情や意見を尊重する姿勢が求められます。

 

 

弁護士や専門家のアドバイスを受ける

親権を取得するためには、弁護士や専門家のアドバイスを受けることも重要です。親権争いは専門的な知識や法律に基づいた対応が必要であり、自身だけで対処するのは難しい場合があります。弁護士や専門家のサポートを受けることで、母親は自身の権利や子供の権益を守るために有利な戦略を立てることができます。

 

 

専門家のアドバイスと相談の重要性

離婚や親権争いなどの夫婦問題は、感情的な面だけでなく、法律や専門的な知識が絡む複雑な問題です。特に初めての方にとっては、法律の専門用語や手続きの理解が難しく、一人で対処することは困難です。そのため、専門家のアドバイスと相談を受けることは非常に重要と思います。ここでは、弁護士のアドバイスと相談の重要性について初めての方でもわかりやすく具体的な内容を解説します。

 

法律の専門知識に基づいたアドバイス

離婚問題には離婚・親権・養育費など、法律の知識が必要な要素が多く含まれます。専門家である弁護士は法律に詳しく、あなたの権利や義務を理解した上で適切なアドバイスをしてくれます。例えば、離婚においては財産分与や養育費の取り決めなどが重要な問題ですが、専門家のアドバイスを受けることで、公正な解決が可能となります。

 

 

常に客観的な立場からサポート

離婚問題は感情的な要素が強く、自分だけでは客観的に判断することが難しい場合があります。弁護士は感情にとらわれず、客観的な立場からあなたの状況を見極め、最適な解決方法を提案してくれます。感情的なトラブルに巻き込まれることなく、冷静に問題解決に取り組むためにもサポートは不可欠です。

 

 

法的手続きの適切な案内

離婚問題解決には、複雑な法的手続きが必要となることがあります。弁護士はあなたの代わりに必要な書類を作成し、手続きを進めてくれます。特に初めての方にとっては手続きの理解や実行が難しい事もあるため頼りになります。

 

 

妥協と交渉のサポート

離婚問題の解決には、妥協と交渉が必要です。弁護士は適切な交渉の方法やポイントを知っており、あなたの利益を守りながら円満な解決を図るためのサポートをしてくれます。自分だけで交渉することが難しい場合には、サポートが解決に向けた一歩を踏み出す助けになります。

 

 

複雑な問題に対する的確な助言

離婚問題には様々な事情や要素が絡むことがあります。例えば、親権争いにおいては子供の意向や最善の利益を考慮する必要がありますが、その判断は容易ではありません。弁護士は経験と知識に基づいて的確な助言を提供し、最適な選択をサポートしてくれます。

 

 

 

まとめ

子供がいて離婚する場合、その子どもをどちらが引き取るかを考えなければいけません。

話し合いで平和に決まれば何の問題もないのですが、どちらも子供の親権を欲した場合は裁判になることになるでしょう。

調停や裁判では、子供が幼い場合、ほぼ100%に近い形で母親に親権が行くことになります。

母親が親権争いに負けることは滅多にないようです。

父親側が親権を取りたいと思うのであれば、子供がある程度大きくなり、子供の意思で親権を決められるようになるまで待つか、話し合いの段階で親権を取るかしかないのです。

よくあるケースとしては、「慰謝料や養育費を請求しない・浮気の事実を周囲に伝えない代わり」になどの条件を提示して親権を取る方法です。

その他、父親が積極的に育児をして養育実績を作ってしまうケースもあるようですね。

子どもの世話をしっかりする母親ですと、上記の方法以外で親権を取るのは難しいでしょうが、もし、母親が虐待をしている、育児放棄をしているという状況であれば、証拠さえ揃えれば親権を取得することは比較的ハードルが下がります。

子どもの親権を取ろうと思うのであれば、離婚の話をする前に一度、弊社にご相談ください。

男性が親権を取ろうとする場合は慎重に行う必要がありますので、精一杯お手伝いさせていただきます

この記事を書いた人

主任 加藤正明

代表加藤なぎさと一緒に大手都市銀行の裁判資料用の調査と報告書を2万件以上作成しその資料で裁判を全勝に導いてきている実績有り。

そのノウハウを低料金で、一人でも多くの悩んでいる方の手助けになりたいと立ち上げた会社。

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